ロルフプラクティショナーしずの日記

2012-02-12 19:24:00

からだから本音を聴く

 
セッションのために、部屋を温めていた。

部屋がなかなか暖まらない。私の手も冷えてくる。

室温が上がるのを待つ間、軽い気持ちで手を温めようと気功を始めた。

前後のふりこ、左右のふりこ、からだを感じながらゆっくり動いていく。

どんどん頭がからっぽになって、からだの隅々のこわばりや気持ちよさに気づいていく。



段々こわばりが緩んでくると、言葉が次々に浮かんできた・・

「今以上にがんばらなくていいよ。十分がんばっているんだもの。」

「あせったり、がんばったり、一生懸命になることはこわばりを作るんだよ。」

「いまのままで安全だし、安心していていいんだよ。」

「いつでも満たされているんだよ。」

緩んだからだを感じていると  「そうそう、こんな調子でいればいい。」 と感じられる。


がんばったり一生懸命になることは、良いことにみえるけれど、時にはからだにこわばりを作る。

私の無意識の不自然さを、からだの内側の声が教えてくれた瞬間だった。

何か奥深くにある固い芯がほどけてきそうな予感があったが、今日はここまでだった。

それでも、氣が充実して温まり、からだも軽くなった。続きはまたね!とからだに感謝した。

次回のからだの声にまた心を傾けてみよう。



そういえば昨日、気功仲間から印象深いメールをもらっていた所だった。

「気功をしていたら、迷っていたことがほんとうの願いではないことがわかり、はっきり答えが出た。」

という内容だった。彼女の体験から、からだをゆるめることの奥深さに改めて感動していたんだけど、

自分にも起こって驚きました!



最近、ちょっと頭の中をぐるぐるしている事柄があったんだけど

”自分のからだに聴いてみる”のが一番いいんだ とわかりました。

世の中は答えがひとつじゃないことばかり。正解を外に求めても見方によって答えも様々。

何をするにも「自然か、自然ではないか」という視点で見ていくことで

自分の答えがきっとみてくる。

自分の身近な自然はからだだよ。あなたの生涯の師は自然なんだよ。と教えてくださった

天野先生に感謝しています。

そういえば、最近読んだ道徳経の中で老子も同じ事をおっしゃっていました。

「自然が先生。」いつでもそこから私たちは学べます。