しずさんの日常とロルフメソッドのこと

2012-03-28 06:55:00

精油を生物の進化から見る

 
先週参加した、シュナウベルト博士の「プラント・ラングエージ」のアロマセラピーセミナーでは、

感動したことが沢山ありました。

まず、化学者でありながらホリスティックな視点から精油と向き合っておられる姿勢。

博士の精油(生物)に対する愛情、尊敬と畏怖の念をセミナー全体から感じることができました。

シュナウベルト博士は高分子化学が専門。

それでも、現在主流となりつつある化学的な成分分析や研究結果に執着せず

さらに一歩進んで、なぜ精油が人体に作用するのかを ”生物的にどう進化してきたか”

というマクロ的な視野で「全体を見ていくことの重要性」を唱えておられました。

研究者になると、専門分野を追求するあまり、どうしてもミクロ的な視野に偏ってしまいがちですものね。


私自身フランス式のアロマセラピーを学んでいて、よかったことはたくさんあります。

でも、学習が進むうちに、だんだん違和感を感じるようになっていたのです。

アロマセラピーって薬剤師さんや、医師、化学者じゃないとできないものなの?って。

フランスでは薬局で精油をブレンドして処方したりするらしいので、学ぶ内容はそれに準じたものになるのでしょう。

でも、それが私の求めるものではなかったと、今回のセミナーに参加してはっきりわかりました。



精油の成分に含まれる物質は、私たち人間が登場するはるか昔から存在します。

それを植物の進化と共に見ると

植物は、動物ほか人間と地球上で長い年月を共生してきたパートナーでもあり、生物としての大先輩です。

地球上の生物の大先輩、共生してきたパートナー。という視点から見るとあたらしい精油の可能性が見えてくはず。

進化してきた過程は人類よりずっと長い歴史を持っており、

生き延びるために作り出してきた植物の精油成分である代謝物の作用は

人体の生命活動と同じくらい解明されていないことばかりです。

つまり科学で証明できないからといって、価値がないという証明にはならないのです。

科学で明らかにされていないまだ未知の部分に、わかっている事以上の可能性がまだまだあります。



博士が友人の中医学のお医者さんの言葉を紹介してくれました。

「スペシャリストになろうとすることは、自分のエゴに栄養を与えることになる。」

彼はタオイストだそうですが、老子の言葉にもこのような言葉がありました。

いろんな知識を入れれば入れるほど、わかったようなつもりになって

それ以外の事や全体を見なくなる ということなんだなと私は理解しました。


私も、もっと専門的に探求したいことがありました。

それを知ったら、より完璧に近づけるような気がしていました。

でも、大きな勘違いをする前に目が覚めてよかった!とおもいます。

どこかのサイトで、学ぶ時に「わからないことも楽しもう」 という事が書いてあって

それはどういう意味なのか、ずっと考えていたのですが、このセミナーでその答えを私なりにみつけました。

最近どこに行っても、老子の言葉が私には響いてきます。

おもしろいなぁ。


今回、シュナウベルト博士から学んだエッセンスは、これからのSeedsのアロマ基礎講座にも

取り入れて、さらに奥深い内容に進化して行きそうです。






2012-02-25 23:16:00

レスキュー精油の実力!

 今日、久々にうっかり火傷をやっちゃいました

それも、セッション前にお客様にお茶を用意していて、自分の腕にお湯をぶちまけてしまって・・

左の手首の内側から肘辺りまで、みるみる真っ赤になって、じーーんとあの火傷特有の刺すような痛みが。

やばい!今からセッションなのに。と少し焦ったのですが

すぐ冷水で冷やして、カバンの中に入っていた、ラベンダーのレスキューブレンドのロールオンの

キャップをとって、オイルを大量に手のひらに出し、ベタベタに患部に塗りました。

その日はアロマのセッションではなかったので、手元に精油は1本もなかったのです。

もしラベンダーがあったら、即原液塗りですが。

濃度が3%程のブレンドなので、効果あるかなーと思いましたが

10分ほどすると、少し赤みが取れてセッションを始める頃にはヒリヒリもなくて

ほとんど皮膚はもとに戻っていました。

無事セッションを終える事ができよかったです^^


以前、トリートメントの研修中、昼食時間に天つゆを手にぶっ掛けてしまったことがあり

そのときも、ラベンダーブレンドのロールオンに助けられました。

温度が70~80度くらいであったのも幸いだったのでしょうが、冷やしただけでは

ここまで急激に良くならなかったでしょう。

本当に、緊急のレスキューにはラベンダーです。(特に軽い火傷には)

ただ、皮膚の皮がむけてしまうくらいの重度の火傷には、決して試さずすぐお医者さまにかかってください。軽い火傷限定の使い方ですから。


今日とっさに塗ったラベンダーブレンドは、ヤングリビングのラベンダーロールオンのブレンドを真似て作ったものです。

ラベンダー、カモミール、アトラスシダーウッドがブレンドしてあります。

カモミールは消炎作用なら、ジャーマンの方がより効果的のようですが、香的にはローマンの方がよさそうです。
ジャーマンカモミールは原液で使用したことがありませんが、この精油もラベンダーより強力な抗炎症作用があるようです。

アトラスシダーウッドはケトンを含むので、10歳以下の子ども、妊婦は使用しない方がいい。との事ですから、万人向けブレンドにするには、カモミールとラベンダーだけでもいいのかもしれません。

ただ、この精油は循環器系や代謝系の刺激が強力でありながら、攻撃しすぎたり炎症を起こさないで長く作用を持続する精油なので、代謝UPやセルライト用のブレンドにするととてもいいみたいです。地味だけど注目の精油です。

↑私が最近参考にしている、「アドバンスト・アロマセラピー」 (カート・シュナウベルト著)からの情報です。

この本は、実際に精油を使用していて浮かんでくる、様々な疑問に答えてくれます。

専門書ではありますが、興味のあるところだけを読んでも価値があると思います。

例えば精油の毒性については、ケトンを含む精油は一からげに使用禁止。ということではなく、ケトン含有でも高~低までに分類されたコメントがあったり(どんな対象がどの程度気をつければいいか)、一日どれくらいMAX精油を使っても大丈夫か、飲用で気をつけるべきことは何か・・など既にある知識の裏付けになり、大変参考になりました。

精油の毒性については、ロバートティスランド氏の「精油の安全性ガイド」1冊しか参考になるものがありませんでしたから、貴重な資料だとおもいます。(これもラットの致死量なので必ずしも人間に当てはまるものではないですし)

アロマセラピーでは、「自分の健康のために自ら責任を持つ」という考えがありますので、自己責任で使用する限り知っておくべきでしょう。

この本の著者カート・シュナウベルト氏が3月に来日されて、公演をするのでぜひ聞いてみたいなと
思っています。

詳細はフレグランスジャーナルのサイトでご覧ください。


この本のおかげで、精油の魅力に益々はまっているこのごろです。

精油って奥深い!

これの次にはまったのが、精油と皮膚常在菌について書かれたエッセイです。
その本のことはまたいつか紹介したいと思います。

皮膚常在菌のことも知るとおもしろいんだなぁ。








2011-12-27 22:20:00

無意識の整理法(精油を使って)

 

無意識の保存箱には、いったいどれくらいの容量があるのでしょうか?

その中に、いらないものがいっぱい詰まっていて

なにかあると、そのいらないものが引っ張り出されるのだから、きりがない。


ただ、その無意識の保存箱には、大切なものも詰まっています。

もしかしたら、いらないゴミよりたくさんあるかもしれません。



無意識の可能性を教えてくれたのは、野口晴哉先生の「潜在意識教育」(全生社)。

この考えをもとに、気功の天野先生がわかりやすくその法則と活用法を教えてくださった。


行動を起こすには、その前に気が(気持ち)動かなければ、行動にならない。

しかし、気持ちが意識に登るには、無意識の整理が必要です。

私たちの気功では、活元運動や振り子、なでる、擦る、手当てする 

など易しい方法でからだを動かして、活性して、整理してゆく。


しかし、すぐ楽な方法に走ってしまう私は・・・


寒いのを言い訳に、別の方法で最近やっています。


それが、「精油を嗅ぐこと。」


精油は、無意識に深く入り込んで、こんがらがった記憶や感情の糸を

知らないうちにほどく働きをします。


寝る前に、そのとき気に入った精油を、胸元や首に付けて、深く香を吸い込む。

そして、眠るだけ。


アファメーションを言ったり、何かを強く念じたりしない方がいいのです。

無意識に浸透するには、強く言い聞かせる事は逆効果です。

寝ている間に作用するので、昨晩まで胸でくすぶっていた霧のような”何か”が

不思議とどこかへいっています。

一晩でだめなことも、もちろんあります。そういう時はあきらめず1ヶ月は続けてみましょう。


実際に、1ヶ月間ある精油をモニターにデュフューズしてもらったら、

ほとんどの人に気持ちが前向きになるとか、物事がうまく進むようになる。など好ましい結果がでたと

いう調査があります。


トラウマとかしつこいパターンは、無意識から意識化しなければ繰り返す。という説もあるようですが、必ずしもそうではないと私は感じます。

最近「近まりさん」のときめき整理法が受けてるみたいだけど

精油を使って、気持ちよく寝ている間に無意識の押入れの整理整頓をしてくみてださい。

私も絶大な効果を感じていますし、助けてもらってきました。


















2011-08-06 23:14:00

今日の絶叫&虫除けアロマ

 昨日ははアブに刺されて絶叫しましたが・・・

今日はかれこれ10年ぶりくらいの、「あの方」との遭遇で絶叫!

一時、家の中は私の絶叫で凍りついたのでした。

コーヒーを入れようと、やかんに水をいれ、蓋をしようとした瞬間に

「あの方」が そこに!!

黒く光る全長6センチはありそうなあの方が、なんと水に浮いている。


それは、2週間前に一度目撃して以来、20年ぶりくらいに買ったゴキブリホイホイにもかからず

生き延びてたゴキちゃん。

ドアを開けて風を入れてたとき、玄関から入ってきたゴキちゃんでした。


住んで20数年になりますが、家にはなぜかゴキブリがいないんです。

この20数年で見たのは2回目です。

部屋が日当たり良く乾燥してるのもあるけど、どうやら精油を使っているかららしいです。

以前、ハーブショップの方が、ハーブやアロマを使ってる家は

ゴキブリが出ないと言っていました。


玄関に精油をまいておこうと反省。蚊よけにもなるかしら。

天然の虫コナーズになるかもしれません。


<ゴキブリ除けの処方はこちら>

塩水1/2カップにペパーミント10滴、カモミール5滴を良く混ぜ、ゴキブリが出る場所にスプレーします。

さっそく明日撒きますよ!








 
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2011-08-05 16:03:00

アブ(ハチ)に刺された時は(アロマセラピー)

 洗濯物を取り込もうと、バスタオルに手をかけたとたんに・・

チクッツ!! 「ぎゃあぁぁーーーー」 ブーーーン(飛び去る音)

と、おそらくアブに刺されてしまったのでした。(黒かったのでハチではなさそう)


まさか、タオルに隠れているなんて!


干してる時から、サンルームに迷い込んでいたのを見てました。

あのチクッツ!は間違いなくアブ。

以前キャンプ場で、足を刺されて1週間は腫れてた痛い思い出が。。。


しかも、今度は手の指。腫れてきたら仕事に差し支えるので真っ青 


刺されたであろう場所を指でぎゅっと挟んで、針がないか調べました。

針はなかったので、毒を出すつもりでぎゅーーっつと絞ってティッシュで拭き

すぐさま精油箱に突進!


とっさに手に取ったのは「アイダホ タンジー」

以前、レインバスの講師の先生のブログで見たことがあったんです。

アメリカのネイティブインディアンのシャーマンの元で過ごした時にハチに刺されて

すぐにシャーマンのジェニー先生がそこに生えているタンジーを採ってつけてくれて

すぐに治っってしまったそうです。

すぐ原液を2滴塗り絆創膏にも1滴落として傷にはっておくと

10分くらいで痛みも、赤みも引き、数時間たった今は何事もなかったみたい感じです。

はぁー良かった。

ハチ刺され=タンジーの記憶が生きました。


念のため、ヤングさんの精油ガイドを見てみると、ハチ刺されにはやはりラベンダーとタンジーが出てました。


ちなみに、ブレンドではメルローズ(殺菌ブレンド)が良いそうです。

ティーツリー、ニアウリ、ローズマリー、ラベンダーのブレンドです。








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