しずさんの日常とロルフメソッドのこと
筋膜リリース後のからだの変化 ~おしり~
先日、筋膜リリースを受けてくださったお客様とお話しする中で
「最近、硬い椅子に座るとお尻が痛いの!歳のせいでお肉が痩せたからかしら・・」 というお話がポロリ。
あるんです。私もその経験。
それは、筋膜リリースの変化のひとつです。
女性は骨盤が前傾している方がわりといらっしゃるようですが、リリースが進んでいくと
主に二つの理由からこの現象が起こります。
まず、リリースで硬直していた筋肉が柔らかくなる。(感覚としては、骨が柔らかいゼリーの海に浮いている状態)
2番目に、骨盤が正常な位置に戻り坐骨で座るようになるので、坐骨が硬い座面に当たる。
ですから、硬い座面に座ると今まで当たることがなかった、坐骨が当たって少々痛いことがあります。
でも、それは腰に負担の少ない腰座りなので、慣れたら長時間座っていても疲れにくい座り方です。
いままで感じられなかった坐骨を感じられる。その証。
お客さまにそのお話をしたら「そうなんだぁ~」と納得されていました^^
”からだからの気づき” で人生を豊かにする!
スピリチュアルな世界に興味があって、そういうセミナーに多く参加していた頃、
「魂は身体よりより深いものである。」 とか
「魂を探求するワークは、身体へのワークより崇高である。」という誤解に多く出逢いました。
自分も少なからずそう思っていた時があったようです。
からだは、魂への入り口。確かにそう思います。でも、それは一方通行な見方のように思えます。
いまは、身体と魂は表裏一体で、双方向的で、
魂がからだに現れ、また魂の声は、からだで感じることができる。と言い切ることができます。
そのためには、より繊細な「自分への観察力」が必要になります。
自分を育て、高め、変えていくのは他でもない 自分自身の気づき だと信じています。
そもそも、ヨガの様々な行法は(ポーズ、呼吸法、瞑想法などなど)自分の観察力を高め、より繊細な能力を開発するためにするものだと、
ヨーガ行者の成瀬雅春先生は本や講座の中で言っておられます。
そう成瀬先生から教わった時、自分のヨガをする目的は(やり方はどうであれ)それでよかったのだと納得しました。
肉体をもっている私達には、肉体で感じられるという事がとても有利です。それを活かさないてはありません。
時として、痛みや病気は私達のグラウディング力を高めるために働きます。
些細な変化でも毎日気づいていけたら、痛みや病気には合わなかったかもしれませんが。
ただ、痛みや病気、事故などは大きなメッセージを持っているので、そこから人生を好転させることは可能です。すばらしい変換スイッチでもあります。
もし、困難と思えることに出逢ったらチャンス。「私はこの事から何が学べるのでしょう?」と自分に問いかけ、気づく事でその出来事を成長の糧に変えることができるのです。
私も今までいくつもの出来事に、そうして問いかけて来ました。
自分の魂の声をからだがメッセージで教えてくれている。そうおもったら、どんな事も気づきとして生かすことができます。
それが、ボディワーク(マッサージや筋膜リリースのような)や、ヨガや武道、拳法、気功、瞑想・・・
方法はなんでもよくて、自分の気づきとして行うことができます。
歩いたり、ゆっくり首を回すだけでも、多くのことに気づくでしょう。
自分の生活の中に、そういう時間を少し持ってみると人生がどんどん豊かになっていきます。
最近、気づいていくことが魂の成長になる。ということを筋膜リリースやヨガをする中で、
また、アレクサンダーテクニークの本を読んで実践してみる中で、
ただ歩いたり、座ったりしている時にも感じて
共通のメッセージだったので
今日はこんな事を書きました。
筋膜リリース10回セッション体験談
今年の4月から2週間おきに、4ヶ月間筋膜リリースのモニターセッションを受けてくださった、
富山県のKさまから10回のセッションを終えた今の感想をいただきました。
お忙しいお仕事の合間を縫って2週間おきに来られ、それが続けられたのはセッションでの体験を
毎回自分でも素直に楽しんでいらっしゃったからだと思います。(それが変化の秘訣のひとつなのかもしれません)
以下はK様の感想文全文です。(了解をいただいて載せています)
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ほりうち様
先日は大変ありがとうございました。
私の魂の声を聞いてくださった、とびっくりしました。
今まで、人の役に立たなければならない、人から一目置かれる人間にならないといけない、
と、とても焦っていたと思います。
そう思えば思うほど、気が焦り、優先順位が判断できない自分を、とても責めていました。
自分を責めるのが辛すぎて、今度は周囲のせいにして、自分は被害者だと思いたがってた傾向があります。
けれど、セッションを受けるうちに、自分が感じたままでいいんだ、と分かり始め、
これまで、自分の感覚すら信じることができなかった自分が、変わり始めました。
もちろん、体は、とても温かくなり、冷たい物も食べれるようになりました。
30歳過ぎた頃から、体が冷えて、冷えて、真夏でも、冷たい物が苦手でした。
また、慢性的な肩こり、初潮の時からの生理不順が改善され、だるさもなくなり
朝もすっきり目覚められるようになりました。
また、とてもやる気に満ちてきて、自分なら乗り越えられる!という、自信がこみ上げてくるようになりました。
そのため、これまで感じていたような、焦りや、将来に対する恐れを手放せるようになってきました。
今は、今までいろんな経験をしてこれた、これが私なんだ!と、100%自分を受け入れれるようになりました。
筋膜リリース、心から、受けて良かったと思います。
本当にありがとうございました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
実は、10回のセッションを終えた後、ご本人にもお話した事ですが・・・
はじめ、Kさまは体調を整えたいとオイトリートメントを受けにいらっしゃっていました。
その後、以前から気になっていた「オイルトリーメントを学びたい」、とご相談を受けたのです。
そのまま希望を受け入れて、トリートメントをお教えすることはできたのですが、
私の中に「本当にKさまは、こころからトリートメントを学ぶことを望んでいるのだろうか?」と
小さな違和感の声が聞こえていました。
それで、思い切って筋膜リリースのモニターになってみませんか?と提案してみました。
もしかしたら、リリースを受けているうちに、Kさまにとって本当にしたいことが見えてくるかも知れない。そんな予感があったのです。
そして10回目のセッションが終わった時に「今でもトリートメントを学びたいですか?」と気持ちの確認をしてみようと思いました。
すると、セッションの早い段階から、Kさまは自分の本当にしたかった事を自然に始めていらっしゃいました。
そして、からだの変化と共に気持ちも変わり、できないと諦めていたことが、どんどんできるようになって楽しんでいらっしゃる様子でした。
10回目のセッションのあと、「最初の頃、オイルトリートメントを学びたいとおっしゃっていましたが、
今でもトリートメントを学びたいですか?」と聞くと、
「いいえ。あの頃は憧れでそう言っていました。」とお話してくださいました。
そして、なぜ、私がトリートメントの講習ではなくリリースのモニターをおすすめしたのか、
そのときに初めてお伝えしたのです。
その答えが感想文の2行目に書いてくださった事なのかもしれません。
モニターの募集は公にはしておりませんが、こちらからたまに「いかがですか?」と提案させていただくことがあるかもしれません。
まだまだ勉強中の身ですが、受けてくださる皆さんとのセッションの中で、私自身も成長させていただいています。
ありがとうございます。
風邪とからだの調整
お盆明け、2年ぶりくらいに38度の熱を出しました。
そして、今回はからだのあちこちのひどい神経痛に悩まされました。
風邪はからだの歪み調整だと思っているので、これが筋膜リリースの変化に対する
からだの調整であることはわかっていました。
今回は2回目の10セッションのうち、最後の8.9.10のシリーズを3日間連続で受けました。
私のからだにとっては、長年動かなかった場所が動き出した、かなり大きな変化だったので、
帰ってからも変わろうとしている場所が、しっくり来なくてザワザワしていました。
その最終調整が、発熱と神経痛だったらしい。先月、腱鞘炎もやっているので、そうとう調整が必要だったようです。
それにしても、坐骨神経痛に肋間神経痛、偏頭痛、腕の神経痛と一斉に痛み出して・・
咳は出なかったかれど、気管も炎症を起こしているようでした。
2日間はアロマを塗ったり食養生して休養しましたが、さすがに3日目になると痛みの方に耐えられず、とうとう市販の総合風邪薬を飲みました。
普段薬を飲まないので、風邪薬の効き目は絶大。痛みはみるみる取れて、解熱。
まるで治ったかのように動くことができました。(治ったと錯覚しました)
でも、結局薬が切れると、痛みは再発、熱も上がってまだ調整は終わっていませんでした。
風邪薬って症状を抑えるの力はすごいけど、飲み続けるのは怖い。と思いました。
幸いなことに、丁度息子の帰省に合わせて、仕事はお盆休みだったので、
私にはゆっくり休む時間がありました。また、薬は飲まず状態を見守ることにしました。
今回おもしろかったのは、神経痛の場所が、普段から凝りやすい、滞りのおおい場所ばかりだったこと。気管も昔ほど弱くないけど、弱かったところです。
坐骨神経痛は初めての体験で、この風邪を通り過ぎたら、からだはどんな風になるのか少し楽しみでした。
風邪が過ぎて、今じぶんのからだに驚いているのは・・・・
温度変化にからだが強くなった事と関節が丈夫になったこと。
今年は、少し冷房が入ると関節が痛くなってきて、年齢のせいかな。と思ってたのですが
風邪が済んでから、冷房に当たっても平気だし、関節も冷えで痛まなくなっていました。
からだの弱かったところが丈夫になった感じです。
病のように見える状態も変化のための一時的な通り道です。
嵐が過ぎると、大掃除がすんで前より強くなっています。
こどもの反抗期や思春期も同じだとおもいます。
いっぱい、悩んだり傷ついたり、立ち止まったり、引きこもったりしながら
大騒ぎしても、最後はたくましく成長しているものです。
ひとくぎり。そして、まだ成長中。
筋膜リリースのアドバンス研修が一区切り終了。でも、実はこれからが始まり。
これから9ヵ月程は、始まりの前の助走期間になりそう。
平行して、春からの気功の学校のSelfも7月末で終了。
こちらは、あまり自宅学習(実習?)できなかったけれど、目標を立てたことが幾つか叶ってきてる。
おもしろいもので、願いは立てないと、立てたのでは結果に大きな違いがでる。
沢山立てた時は、どれから叶うかは、天に任せておく。
願いを立てたときから、それを叶えるのに必要な人や出来事が自分の周りに集まってくる。
私は、自分の枠はずしがまたできた。それを手伝ってくれたのは(本人はそんなつもりはまったくないけれど)、今ままでの私なら、あまり近づかなかったタイプの人。
でも、今思うと、「タイプ」こそ自分の作っている「枠」で、もともとタイプなんて存在しない。
いつでも「問題」は自分の中で起こっている。
人や周りの状況が問題を起こすのではない。問題にするのは自分の責任なのだ。
今、柔らかくなってきたからだと、枠が少しずつなくなってきた感じ方で見てみたいことがある。
一見、相反する物事や考え方から、自分なりに自分の答えを見つけ出すこと。
筋膜リリースは、ある意味からだの歪みがどんどん取れて、本来の自分らしを取り戻していくセッション。それをしながらも、野口晴哉先生が提唱した「体壁」という見方で人を理解しようとする考えを
私は自分のなかでどのように消化できるのか・・・。
9月の気功の学校の体壁講座を楽しみにしている。